「スポーツドリンク。CMで流すモデルさんを今探してるみたい…。」
「見つからないの？」
「うん…、なかなかイメージに合う人いないみたい…。」
癒麻の問いかけに亜衣は小さく頷いた。
「大変なのね…。」
癒麻は眉を寄せて笑う。
「お父さん、頭悩ませてるみたい…。」
亜衣は困ったような顔をする。
「僕達に手伝えることがあれば良いのにね…。」
「え…？」
亜衣はビックリした顔で癒麻を見た。
「え？」
亜衣の驚いた顔に、今度は癒麻が驚いた。
「僕おかしいこと言った？」