「気にしないで話を続けて、父さんには話さないから」
「お前なんて、アテになるかよ…」
ソッポを向く樹に、悟は真剣な顔をする
「…じゃあ、俺も君達の仲間になるって言ったら信じてくれる?」
「!!」
「え?!」
真剣な顔をする悟に癒麻と樹は驚きを隠せなかった
「…悟くん、本気で言ってるの?」
いつになく癒麻は厳しい顔をして悟を見た
「癒麻ちゃん?」
「本気で…言ってるの?
僕達のやっていることが、どんな危険なことか解ってるわよね?」
「解ってるよ
どれだけ危険なことか…
それを知ってて癒麻ちゃん達に協力したいんだ…」

「…どうして?
どうして協力したいって思ったの?」
「え?」
「協力をしたいって思った理由を聞かせて」
仲間になる…
そう言い出した悟に、癒麻はいつもの笑顔が無かった…