怪盗舞月夜WINGただいま参上♪

「それじゃあ、私は失礼するよ…。
若い子だけの話もたくさんあるだろうしね…。」
総十朗はゆっくりと立ち上がり始めた。
「部屋に戻られるんですか?」
立ち上がった悟は総十朗に手を差し出す。
「ああ…、悪いね…。ありがとう…。」
総十朗は悟の手に捕まってゆっくり立ち上がる。
「おーい!じいさん部屋に戻るぞっ!」
樹が部屋の外に向かって声をかけた。
するとすぐに浅宮がやってきた。
「本当に済まないね~…。」
悟の肩を借りて総十朗は歩き出す。
「良かったら部屋までご一緒しましょうか?」
「いや…。迎えが来たから良いよ…。
悟くんもゆっくりしていきなさい。」