怪盗舞月夜WINGただいま参上♪

癒麻は顔を赤くして、トレイで顔を隠す。
「いや~…、本当に美味しいんだよ…。癒麻が淹れてくれたお茶はね…。」
「俺もそう思いますよっ!」
悟は総十朗に明るく笑う。
「俺の家は安物を適当に淹れますからね。
癒麻ちゃんのお茶は凄く美味しいです。」
悟は癒麻に向かって嬉しそうに笑う。
「君もそう思うかい?
え…と…。悟くんだったね?」
「はい。悟です。」
癒麻に向けた目を、悟はそのまま総十朗へと向ける。
「また、いつでもいらっしゃい…。
いつでも歓迎するよ…。」
「はい!ありがとうございます。」
悟は少しはにかんだように笑う。