怪盗舞月夜WINGただいま参上♪

「樹、昼休みはどうしたの?
途中で話を止めるなんて…。」
放課後、癒麻達は桂木本家の癒麻の部屋に来ていた。
「亜衣ちゃんがいたからでしょ?」
癒麻は二人の前にお茶を置きながら言った。
「あ、ありがとう。亜衣ちゃんが?」
「亜衣ちゃんは皐さんを知ってるもの。
僕達の話に怯えていたわ…。」
「そういえば知ってるもんね…。
前に連れ去られそうになった癒麻ちゃんのこと、知らせてくれたの亜衣ちゃんだったから…。」
悟は顎に拳を当てて、必死に走ってきた亜衣の顔を思い出した。
『癒麻ちゃんを助けて…っ!』