「え?!悟くん?!」

悟が目撃したWINGの正体は…

「樹…？癒麻ちゃん…？」
ｸﾗｽﾒｰﾄの樹と癒麻だった…

「え…？なんで…？
二人がWING…？」
悟は二人の姿を見て困惑をしていた

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…
「！」
悟は五十嵐達が走って来たのに気が付いた
(あ…父さん達が…
このままじゃ樹達のことがﾊﾞﾚる…？)
暫く考えていた悟は意を決して二人を路地の影へ押し込んだ
「二人とも、ここから出てこないで向こうに逃げてっ」
悟はそう言うと自分が走ってきたほうを指指した
「絶対に戻って来ちゃﾀﾞﾒだよっ」
「あ…っ悟く…っ」
悟は、二人を隠して路地から飛び出した
悟が路地から飛び出すと同時に五十嵐達が現れた
「悟っWINGは?!」
「父さん、あっちに逃げたよ！
早く追って！」
悟はそう指示すると、癒麻達がいる方をﾁﾗｯと見て商店街の方へ走り出した

「逃げるぞ、癒麻」
「う…うん…」
樹は癒麻の手を引いて、悟が走ってきた方へ逃げ出した…