悟は枕元に置いた携帯を取る。
「……。」
しばらく考えて悟は、癒麻にメールを打つ。
『癒麻ちゃん
遅くにごめんね
亜衣ちゃんの両親の件だけど
警察は俺に任せて
上層部を調べてみるから
五十嵐悟』
送信してすぐに、癒麻からの返信が返ってきた。
『お願いします
でも危険なことだけはしないでね
桂木癒麻』
癒麻からの返信を見た悟は、嬉しくなって携帯を握りしめた。
(癒麻ちゃん、俺達で亜衣ちゃんを必ず助けよう…っ!!)
悟は天井を睨んだ。