『俺はいつでも構わないよ』
悟は、一言だけ送信する。
「あ…、ちょっとごめんね?」
メールに気づいた癒麻は女子に断って、メールの確認をする。
「……。」
メールを読んだ癒麻は、何かを考えてメールを打ち始める。
「ねぇ、癒麻ー?誰からのメールなのー?」
「え?」
メールを打つ手を休めて、癒麻は声をかけた女子を見る。
「誰?誰?相手っ!癒麻がメールなんて珍しいじゃない!?」
「そんなこと無いわよ?」
癒麻は困ったように笑う。
「誰?彼氏ー?」
ドキンッ!