闇夜を照らす月の様に、ぽっかり浮かぶ二つの影があった

一つは髪を短く整えられた長身の影

そして一つは肩までの髪を靡かせた細身の影

2つの影は髪を靡かせ、優雅に月夜の空を舞う…

「WINGが出たぞー!」

その叫びと共に、細身の影が振り向く

シュッ!

一枚のカードが風を切る

そのカードには、こう書かれていた…

『怪盗舞月夜WING
今宵も華麗に参上

朧月夜いただきますd(・ω<)ー☆』

「なんだ!この顔文字はぁーっ
ふざけるなぁーーーっ」

WINGのカードを読んだ刑事は怒りの声をあげていた…