Sッ気男子は幼なじみ。



「が…学校で、なんてこと!」


「なんてことって大袈裟な。キスしてただけなんだけど。」


キスしてた“だけ”!?
だけって何よ!


あたしが、茫然と立ちつくしていると
ひろが立ちあがった。


「なぁーに~。奈央もしてほしいの?」


「はぁ!!?」


そう言ったあたしを気にもとめず
ひろがだんだん近づいてくる。


「だって見るからにしてほしそーな顔してんだけど。」


「し、してないっ!……って、ひろ!顔近いっ……。」


「あれー、奈央。顔赤いよ?照れてんの?」


いやぁぁ!!あたしのばか!!なんで顔赤くなっちゃうの!!

ひろの思うつぼじゃない!こんなの!


ゆっくりひろが近づくから
あたしは後ろにさがってきていたのに

あたしは壁にぶつかった。


もう逃げ場がなく
ひろに壁に追いこまれてしまっている状況。


ひろの顔との距離
わずか3cmとなったところで