Sッ気男子は幼なじみ。



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「よし、終わった!ひろありがとう!」


「割と早く終わってよかったんじゃね?」


俺に感謝しろよ。

そう言ってひろはあたしを見た。


昔から、目尻を下げて笑う優しい笑顔。

和まされるんだよね。

安心するっていうか…


「んじゃ、それ提出して帰るんだろ?早く帰るぞ。」


「じゃあ。あたし、職員室寄ってくるから玄関で待ってて?」



「おう。」


そうしてあたしは職員室へ向かってダッシュ!


「矢沢せんせー!終わりました!」


こちらへ来た先生にあたしはプリントの束を渡す。


「あれ?もう終わったのか?まだ30分くらいしかたってないんじゃないか?」


「あー、友達に手伝ってもらいました。」


「そうかそうか、じゃ。これからもクラス委員たのむぞ!」


「はい。」


そう言ってあたしは玄関へ向かってダッシュ!