「でさ、、、」
[うん。]
しばらく陽汰君や美織ちゃんと話していると、急に空気が変わった。
「おう。テメーら。今日も元気そうだな。」
怖そうな、銀髪でロングヘアーの男が入ってきた。
「桐夜さん。」
美織ちゃんが声を急に低くして言った。
[誰なん?あの人、、、。]
誰か分からんかったからこっそり陽汰君にメモを渡した。
すると、陽汰君は桐夜と言う人から隠れるようにしてメモに書いてくれた。
[桜花の副総長。最近まで、総長と幹部、下っ端だけでやってきたんだけど大変だからって隆さんがこの人を副総長にした。]
意外にも、字がきれいな事に驚きつつも頷いた。
「まぁ、、、評判は最悪だけどな。」
そう、ボソッと囁いてきた。
「美織、お前ちゃんとやってるか?」
「、、、はい。」
美織ちゃんはずっと唇を噛んでいる。
この人の事、、、嫌いなんやろ。
、、、多分。
すると、桐夜さんは陽汰君と俺の方に向かってきた。

