そして、桜花は喧嘩がとても強いこと。

幹部は、現在10人しか居ないこと。

幹部以外は、下っ端だということ。

幹部、下っ端関係なく仲がいいと言う事。

リーダーである隆ちゃんは、メンバーからとても慕われていること。メンバーだけでなく学校の皆や近所の人からも慕われていること。

などを聞いた。

[へぇー、、、。何や、すごいねんな。]

「当たり前だっ!」

「美織、裕哉と何の話してんの?」

二人で話をしてると、クラスの人と話していた隆ちゃんが俺らの所に来た。

「桜花の話。」

美織ちゃんは、手話を交えながらゆっくりと口を動かした。

「へぇー、、、。そっか。」

隆ちゃんは、そっけなく、でも照れくさそうにはにかんだ。

「で?どう思った?まさか、、、入りたいとか?」

[俺、喧嘩できひんし、、、。]

「くはっ!まぁ、裕哉を入れるつもりはないから大丈夫。」

そう言って、隆ちゃんはお腹をかかえて笑った。