―――…コンコン…
理事長「はい。」
中から少し渋い声が聞こえてきた。
昂「例の転校生を連れてきました。」
そう一ノ瀬先輩が言って扉を開けた。
――…ガチャ―――…
そこにはいかにもどっかのいかつい格好をした人にしか見えない人がどうどうと茶色いふかふかした椅子に座ってタバコを吹かして座っていた。
って…おいおい、ほんとにこの人が理事長なの?ヤクザの間違いなのでは?髪の毛は金髪で服装は少しはだけている。顔立ちはスラッとしてて少しダンディーなかんじだけど…
そんなことを考えてると
理事長「君が捺川 静流さんだね?葵から聞いてるからそんなに緊張しなくてもいいよ?」
静「え?葵さんをご存知なんですか?」
私はビックリして隣に先輩がいることも忘れてそんなことを口走っていた。

