今日は君と何を話そう

休日の俺の過ごし方は午前中寝て午後から活動開始、そして夜更かし、これ基本中の基本
だから朝は弱い、俺が寝ていると相棒・夜月が俺の枕元で小さく鳴いた
甘いぜ、俺はそんなんじゃ起きないね、低血圧君をなめてくれるなって事で、寝返りをうって仰向けになる
後一眠り、そんな感じで唸って眠ると夜月が俺の服の中へと進入した
パジャマだからほら、ちょっと余裕持った感じの服だから襟から簡単にチビ助は進入できるわけだ

「うおぁ?!」

中で少しだけ暴れる夜月、爪は立ててないから全くもって痛くはないんだがふわふわの毛並みが俺の中で暴れるからくすぐったくて仕方ない

「ヒハハハハハハ、やめろ、やめろ、マジマジたんま!! ヒハハアアアハハハ」

俺が笑うとヤツもそれに驚いて動きまくる悪循環

「ハハハハハ、ギブギブギブ、アヒャハハハハ、死ぬー、しぬ゛ー!!」

しばらくしてやっと夜月が俺の服から脱出、その頃には俺の眠気は吹っ飛んでたわけで…

「畜生、なかなかやりやがるな…」

そんなセリフを吐きながら、あぁ、確かに畜生ってのは犬とか猫とかのこというんだからあってんなとか改めて考えたりしつつ今日の服装に着替える
普通のジーンズに適当なTシャツ、起きれば腹の虫が鳴くからこの前纏め買いしたパンを一切れとその上に乗せる目玉焼きを作って朝食にする
付け合せにミルクと適当にちぎったサラダ付、うーん豪華、男の一人暮らしにしてはね、ドレッシングは愛用のシーザーをかけて頂く

「お前はこれな」

昨日と同じやり方で作ったミルクをくれてやると、やっぱり嬉しそうにそれを飲み始める
しばらくして俺の食事が終わるとヤツも飯を食い終わったらしく部屋を物珍しそうにうろうろしだす
俺はその間に食器を回収して洗う、なんとなく溜めとくの好きじゃないから一応キッチンはきれいさをキープしてあるのだ
流石俺、マジで他にこんな男いないって絶対