「...興味ない」
そう言って,黒板に向きあった.
「一夢はいつまでも素直じゃないねぇ」
「素直だよ,いーっつも素直!!」
「おい,夏目はまたサボリか」
先生が将希の話をしてきた.
「愛ノ宮,連れて来い」
「は...?何で私が?」
「一番仲善いだろうか」
...先生は何も分かってないんだ
どれだけ2人が仲悪いか知ってて言う.
「ほらほら,一夢行っといで♪」
「...あとで焼きそばパン奢ってよ」
「りょ~かぁい」
私は教室を猛ダッシュで走った.
...何であんな奴の為に私が?
目を合わせる気にもなれない.
「っはぁはぁ...」
「...やっと来たか?かず、」
「私の名前...気安く呼ばないで」
将希を睨んだ.
すると,将希は笑った.
「そういうところ,本当変わんないよな」
「...何其れ,善い意味?」
“そりゃそうだろ”と言いながら,
私の傍に腰かけた.
「俺が一番,一夢を見てると思う」
「そうかもね...」
幼い時から,将希には意地悪されて.
下らないことでも泣いてたっけ.
「お前の家も沢山行った事有るしな」
「そう?将希以外にも男子なら...」
将希の目の色が変わった.
「誰だよ,俺以外って」
「え? 関係ないでしょ...」
「...あっそ」
私が何しに来たのかも,忘れていた.
この後,私は1人で教室に戻った.
