そして選挙が終わり
放課後、教室で勉強をしていた。
気になるなぁ。
どうだったのかなぁ。
負けてるのかなぁ。
あー、気になる。
ガラッと勢いよく
開いたドア。
ドアの前には
走ってきたのか息が上がった
組長さんがいた。
「陽稀っ!
あんた当選したよ!!」
え?
時が止まった気がした。
嘘でしょ!?
「い、今なんて・・・?」
「だから、あんたが副会長で
オレが会長なったの!」
嬉しかった。
本当に本当に嬉しかった。
なぜか心のどこかで
林田くんがサッカー部に
言ってくれたからかなって
思っている自分がいた。
それからは
俺は林田くんの見方が
大きく変わった。
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