「お、女の子の意見なら・・・・・
他にいるじゃん・・・・
佳代ちゃんとかさ・・・・。」


すると
林田くんは笑って


「コイツ真面目に答えない
だからダメなんだよね

それにやっぱり
はる君が話しやすいから」


もっと別の時に・・・・
そんな言葉言われたかった。


今の状況じゃ
嬉しくないや・・・・



林田くんは
俺の返事を待たずに
続けていった。


「あのね・・・・
その子に今度電車の中で
連絡先渡そうかなって・・・・」


何でそんなふうに
恥ずかしそうに話すの?


渡さないでよ・・・・
好きにならないでよ・・・・
誰のモノにもならないで・・・・


俺には
残酷すぎる話だった。



「い、いいんじゃない?
嫌だったら連絡来ないわけで
わかりやすいね・・・

大丈夫だよ、きっと。
きっと来るから」


こんなこと言いたくない。
連絡なんか来ないで・・・・
頼むから・・・・・









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