食堂にて。
この合宿所の食事は
全てバイキング形式である。
トレーには
エビフライや揚げ餃子
海藻サラダ、果物など
たくさんの料理があった。
「何食べよっかな〜!」
食べるの大好きな俺は
目を輝かせながら
料理を見ていた。
「はる君・・・・?」
えー!?
林田くんだよね!?(笑)
ついさっきまで辻村くんって
呼んでなかった!?
しかし
名前で呼ばれて
不覚にもドキッとした俺。
「な、何?
どうかしたかな?」
変じゃなかったかな・・・
すると
心配そうな顔で林田くんが
「部屋から
ずーっと元気なかったよね?
なんかあった?
悩みとかなら聞くよ?」
はは・・・
なんて言えばいいの?(笑)
林田くんと話せなかったから
寂しかったよって?
もっともっと
声が聞きたいよって?
そんな素直に言える訳もなく
「いや、ううん・・・
心配かけられないよ!
大丈夫、大丈夫♪」
ねえ林田くん
君はどうしてそんな顔で
俺のことを見るの?
.

