昼食の時間。


林田くんは
いつものように
学食へと向かっていった。


俺はじっとチャイムと同時に
走り出した彼の背中を見た。


「はる君!
ご飯食べよ〜」


俺は普段、女子3人と
机をくっつけて食べている。


「はる君!
やっぱり王子のこと
好きなの?」


奈南ちゃんはニヤリとして
俺を冷やかした。


「え?
はる君王子好きなの!?」


勝手に王子、王子って
呼ばないでよ〜(笑)


聞いてきたのは
佳代ちゃんと悠香ちゃん。


悠香ちゃんは
学校1って言われる美人。
休み時間には他学科の人が
見に来たりもする。


佳代ちゃんは
すごい明るくて面白い。
学校中にかなりの友達が(笑)


「わかんないよ〜
でも気になる・・・・。」


彼の笑顔が脳裏に焼き付いて
全く消えようとしない。


「あたし達応援するから。
頑張りなよ?」


そう言われてもーっ!







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