「きゃあ♪勇治クンと付き合っちゃうなんて・・・。やったー☆」

「素直に言っといて良かったな。お・れ♪」

二人とも上機嫌。

次の日。。。

ぴィーぽォーん

「はァーい♪」
『勇治やけど。』
「OK。待ってって。」

がちゃ

「どぞー♪」
「あぁ。どうも。」

一方・・・
「勇治ン家に行こォ♪」
「そゥ。いってらっしゃい。」
「いってきィ!!」

ぴィーぽォーん

『はい。』
「勇治クンいますか?」
『あのー、冷夏ちゃんの家にいっちゃってってー・・・。』
「あ、はい。わかりましたァ!」
(アイツ!)

有紗は、冷夏の家へ向かった。
足取りは、重かった。

ぴィーんぽォーん
『はァい♪』
「あッ冷夏ァー?いまから遊べる?」
『えッ・・・。』
「だァめェー?』
かすかに後ろのほうで、『貸せ、貸せ』と言っている声がする。
『あ、ちょっと待って。』
「うゥん。」
『有紗?』
「勇治・・・。」
『ごめんな。俺、お前の事、どーとも思ってねェ。』
「え・・・・・・。」
『別れてくれ。』
「そ、そんなァ。」
『じゃあな。Beyby。』

「・・・・・・・・・。」

有紗は、家に帰った。自分の部屋でぼーっとしてたら、鳥の“ほあか”が鳴き始めた。

『ぴィーぴィー』

その鳴き声鳴き声は、悲しそうに鳴いていた。
それを聞いたら、有紗も泣きはじめた。





一つの失恋物語。。。