無くしたものは帰らない?

てか、無くすものって、なに?なんなわけ?

俺が無くすものなんてない

ましてや、ありもしない

『…真一、後悔だけは、しないでよ』

隣にいる幼なじみの忠告にあまり耳を貸さず、黙々と彼女を家へと送って行った