「しかも大学ではない。高校生だ。全寮制のな。」

「………はあ"あ"あ"――――――!!?」


高校生……24にもなって高校生、しかも……ぜ、全寮制っ?

私はあまりのショックに化石化…………。

「すでに、あちらの理事長には話をつけてある。共学だが、男子と女子に別れて勉学する事になっているから、まぁ、ほとんど女子校といったところだな」

「女子校…………」

私の一番行きたくない所や。

私はダブルショック……。


何が嬉しくてあんな華やかなお嬢様気取りの輪に私が入らないかんのかいなぁ―――――っ!


「期間は2年。つまり、お前は2学年から編入してもらう」

「え"――っ、そんなん有りかいなっ!」

「編入試験はこの前やってもらったから、しなくともよい。馬鹿にしては、凄いな………オール満点じゃった」

「はへ?…そんなんいつやった?」

身に覚えがない。

「この前、閏(じゅん)が宿題だと持って行ったであろう?あれじゃ。」


「…………っあああああ!
あんときかいっ!」

思い出した私はのた打ち回る。


確かに3日前、私のマンションに、閏(私の2つ離れた弟や)が急に来た。