「………」
生徒会のメンバーは、それぞれ互いの顔を見合わせる
なんや?
「……わかった。あんたから事情を聴けてよかったよ」
「……はぁ」
急に空気がピリピリしたな
「桐生……優は退院後、退学処分に決定する。理事にそう伝えろ。」
「了解」
桐生はスタスタと生徒会室を後にする
なんや……急に退学なんて……
「なんで、そっちが退学なんや?」
今一わからん私はついきいてしまった
「生徒会の人間として、最低最悪な行動言動をしたからだ」
真っ直ぐ私を見ながら、抑揚のない声色で話す
「……随分な言い方やな?…それと退学は関係あるんか?なんも停学や、謹慎処分でええんやないの?」
「人身売買はれっきとした犯罪。それにあいつは、今回だけじやなく、3件ぐらいの被害届けがきてんだ。だが、被害届けは、殆ど第三者のもの。知らぬ存ぜぬで、証拠がなくて伸ばしてきたが、あんたがあいつを伸して、俺たちに証言してくれたから、確信だ。」
「でも、私が嘘ついてる可能性あるやん」
私は、ニヤっと笑いながら問う
「それなら、食堂でベラベラ喋っておくだろ。自分守る為に。あんた、隣にいた友達に余計な被害が行かないように、わざとここまで付いてきたんだろ?」
私は驚きに目を見開く
この男、以外と切れ者やなガキのくせにいい目しとるわ
何となく、嬉しい気持ちになる
私らの時と違って、いいガキどもやん
「ほんなら、私はもう用無しやろ。女子校舎に戻るわ」
「……ああ。時間を取らせてわるかったな」
「かまわへん。誤解が解けたんやから。」
扉前に向かう途中、クリッと振り替える
「錆び落とし、しっかりきれいに掃除しといてや?他の連中が、病気で潰れんようにね」
それだけ残し、出ていった
生徒会のメンバーは、それぞれ互いの顔を見合わせる
なんや?
「……わかった。あんたから事情を聴けてよかったよ」
「……はぁ」
急に空気がピリピリしたな
「桐生……優は退院後、退学処分に決定する。理事にそう伝えろ。」
「了解」
桐生はスタスタと生徒会室を後にする
なんや……急に退学なんて……
「なんで、そっちが退学なんや?」
今一わからん私はついきいてしまった
「生徒会の人間として、最低最悪な行動言動をしたからだ」
真っ直ぐ私を見ながら、抑揚のない声色で話す
「……随分な言い方やな?…それと退学は関係あるんか?なんも停学や、謹慎処分でええんやないの?」
「人身売買はれっきとした犯罪。それにあいつは、今回だけじやなく、3件ぐらいの被害届けがきてんだ。だが、被害届けは、殆ど第三者のもの。知らぬ存ぜぬで、証拠がなくて伸ばしてきたが、あんたがあいつを伸して、俺たちに証言してくれたから、確信だ。」
「でも、私が嘘ついてる可能性あるやん」
私は、ニヤっと笑いながら問う
「それなら、食堂でベラベラ喋っておくだろ。自分守る為に。あんた、隣にいた友達に余計な被害が行かないように、わざとここまで付いてきたんだろ?」
私は驚きに目を見開く
この男、以外と切れ者やなガキのくせにいい目しとるわ
何となく、嬉しい気持ちになる
私らの時と違って、いいガキどもやん
「ほんなら、私はもう用無しやろ。女子校舎に戻るわ」
「……ああ。時間を取らせてわるかったな」
「かまわへん。誤解が解けたんやから。」
扉前に向かう途中、クリッと振り替える
「錆び落とし、しっかりきれいに掃除しといてや?他の連中が、病気で潰れんようにね」
それだけ残し、出ていった

