enjoy♦school♦life~ 劉淹虎陽学園へようこそ!~

「んで?どうしたいんや?」


私は、ソファーに腰掛けたまま、問い返す

「……なぜ優をのしたのか聞きたい。あいつは、急に君に殴られたと、苦しい息のなか、言っていたんだが?本当か?」

尚之も、前のソファーに腰掛けながら聞く


ふぅん………そゆこと。


どうせなら顎の骨でも折って置けばよかったか?

「どうなんだ。答えろ。」

俊哉は、再び私に絡む

しかも今度は髪をむんずと掴んできた


随分短気な少年やなぁ


掴まれながらも呑気な私


「……あんまり女の子の体を無下に扱わんといてくれへん?」

「あん?」

「あののした男もそやったけど、女の扱いがキチンとなってないんやない会長さん」


「……離せ俊哉。」

「はい………」

俊哉は尚之に言われ、ゆっくり離れる


「はぁ………」

私は髪をセットし直す

「………で?優を伸した理由は?」


「…私の友達が女子校舎の所で、あの男にぶつかったんや。
謝ったんやけど、いいよって触って来た。
お前らの会社潰してやるとか、あほな事いいぬかしよって……しかも、許す代わりに、体を売れなんて無理やり男子校舎に連れて行こうとしたんや。
だから、のした…」