「あんたが『ライ』か?」

俊哉は私の目の前に立つ

座ったままの私から見れば、かなり迫力ありそうだが、なれてるからあんまりおもわんな


「そやけど…私になんの用?手短に頼むで?」

挑発的に話す

「………」

「あんた、うちの校舎の生徒1人を、病院送りにしただろ?」


隣にいた侍ふうの辻尚之が口を開いた

「ええ……、私ですよ?それが何か?」

「なら、生徒会室まで一緒に来てもらおう。ここでは、なんだからな」


尚之は、私の腕を掴みながら言う


「離してくれませんかね?逃げたりしませんから。」

バシッっと腕を振り払うと、すくっと立つ

~♪

1人が口笛を鳴らす

「さて、私、昨日来たばっかりやから、案内頼んますよ?」

隣に立つ尚之にニャッと笑いながらいった

さぁて……何が起こるか


気分はルンルン


親父の約束なんか知るか


どうせ、2年はここから出られへんのや。楽しましてもらうで


周りを生徒会のメンバーが囲み、食堂を後にした