声のする方には、知らない男組4人が入り口の前に立っていた

なんや、こっちは行事以外は通行禁止やないんかいな
不思議に感じながらみる


ひとりは、ロン毛の茶髪で後ろに一束に結んでおり、これまたメガネ縁なしメガネをかけている

もうひとりは、金髪でちと小さい感じのあんちゃん

もうさんにん目は金髪でストレート髪のショートヘアー、こっちも縁なしメガネをかけとる


縁なしメガネってモテんかいな


最後は、赤毛のボーイッシュヘアーのあんちゃん

大人しそうなかんじやな


ジューっと牛乳すすりながら分析を行う

「せ……生徒会組の方達ですわ」

「うん?生徒会?」

祐貴子は、それこそ蝋人形のように真っ白になった

「だ、大丈夫かいな」

私はあまりの顔色の悪さに声をかける


「生徒会って言っても、男子はこっちにこられへんのやろ?」

後ろにいた千夏に聞いてみる

「生徒会は別……男女共学だから、生徒会は区分けされてないの。だから、行事がなくても、男女校舎はどちらも行き来できるのよ」

「ほぅ~めんどくさいな」

まるっきり、女子校やないっちゅうことやな