息を吐くと
白くて、

雪がまだ
ほんのわずかだけど
残ってて、

そんなある日
学校に向かうバスのなかで

歩いてる君を
窓から見ていたんだ。


君の吐く息も白くて
風がふくたび
前髪が揺れて、


窓越しから君と
目があったときは
なんとなく嬉しいんだ。