「もー!伊織ー美羽ちゃんイジメたらダメだよー
どうせまた、『好きです!』って言った美羽ちゃんに対して『僕はあなたに興味ありません』とか言ったんでしょー!」

それは、私と伊織様のマネですか?


「そんなこと、今日はまだ言ってません。」

『今日は』って事は、言うつもりだったんだー!


「あれ?美羽ちゃんがさらに落ち込んじゃったー
じゃあ、なんでこんなに落ち込んでるんだよー」


「僕にまた、告白しようとしてたところに宮瀬さんと悠斗が邪魔したからでは、ないですか?まぁ、僕にとっては有り難いことですけど」


「えー!!そうだったの?美羽ちゃんごめんねー!!」

「美羽、ごめんね。」


「ううん。いいんだよ
だって、あのまま告白してても悠斗君が言ってたみたいにフラレてたんだし」


「たしかにー」

「うん。」

二人とも酷いー!!






「もうさー俺と葵みたいに伊織と美羽ちゃんも付き合っちゃえばいいのにー」


「そうだよ、付き合っちゃいなよ。」


「やめてください。冗談じゃないですよ。」


はい、私の心折れました・・。