「これ、何点満点?」



「…50点満点です」



すると、「ぷっ」と吹かれてしまった。


なによ、この人。


さっきカッコイイなんて思ったあたしが馬鹿だった。



「2点て…数学、苦手なんだ」



笑いを堪えてる様子だった。



「もうっ!なんなんですか、いきなり!」



「いや、2点のテスト見て黙ってられる奴いないだろ」



反撃ができなくて、横目で睨むことしかできなかった。


すると、不意にあたしの隣に座った。