StartLove-初恋は、君でした

「じゃ、ばいばーい」



と、柚樹…“さん”はあたしに手を振った。


あたしは手は振らず、会釈で返した。


だんだん遠ざかって行く二人の背中に、あたしの恋の呆気なさを感じさせられた。



「千春…ゴメン、なんか」



香奈が罰の悪そうにつぶやいた。



「何謝ってんのよぉ!第一好きじゃないし、あたし」



香奈はしばらくあたしを見つめてから、言った。



「よしっ!」