StartLove-初恋は、君でした

「彼女、いたんだね」



あたしは苦笑いでごまかす。



「あ、びっくりした?なんで俺って彼女いないイメージなんだろうか…」



考え込む柚樹をよそに、女の人があたしに向いた。



「遥っていいます。柚樹がお世話になってます」



「いえいえ、こちらこそ…」



って、なんで頭下げてんだろ、あたし。



「あ、俺やっぱ今日、図書館行けなくなっちった」



「いや、大丈夫です…あたしも今日行かないんで」



と、あたしは自然と敬語になっていた。