「…相手にされてないのはどっちだっての。」 その場に座り込み、 小さくなっていく後ろ姿にそう呟いた。 はぁ………。 「ガキだなぁ。」 何処からどう見てもこれは明らかにイジメ。 でもあたしに非がある訳じゃない。 あるとすれば…… 『北村大丈夫か?』 校舎の中から真っ青な顔をした男の子が走り寄る。