『シュート!』 と、飲み切った紙パックを公園のゴミ箱に投げ入れるとそれは見事に決まった。 うわ…凄っ。 この距離から入るなんて、さすがN中のエースだっただけある。 『ナイシュー!やっべ、俺うまくねぇ?』 陽ちゃんがまんべんの笑みを見せる。 …可愛いなぁ。 「陽ちゃんは彼女とか作らないの?」 その言葉に陽ちゃんはもちろんのこと、あたし自身も目を丸くした。