「イヤァッやめて!助けて!!」

誰もいない公園の奥で、確かに声が
聞こえた。

僕は震え出す手を抑えながら
必死に声のする方へ向かった。

すると…

「誰かぁぁ!!」

「おい!静かにしろ!!」

そこには…マスクをかぶった男に
襲われているキミが居た。

「お前、なにしてるんだよ…!!」

そのあと、僕はなにをしたのかは
はっきりと覚えていない。

ただ、キミを守ることができたことだけ
は覚えている。

本当に、キミが無事で良かった…。