「…くんっ…ゆうくん!」


「…えっ?あっごめん」


「もう、ボケっとしてー
 どうしたの?」


「いや、なんでもないよ、鈴」

僕はそう言い優しく微笑んで
頭を撫でた。

キミは不思議そうに首をかしげながら
僕のお腹に抱きついた。

「ゆうくん大好き」

男に刺されたお腹はもう完治したが
キミのせいでお腹は燃えるように
熱かった。


僕に抱きついて離れないキミに
僕は囁いた。


「僕も大好きだよ」