ふわっと肩に回された腕。


また、そんなことして自分のことを好きでいろなんてそんな残酷なことしないでよ。




「離してよ。あたしのこと解放してよ」




「嫌だ。さっきまで話したのは今まで思ってたこと。俺がお前に付き合えないっていったことの答え。今からは俺が思ってる今の気持ち話すから」




「な、によ。それ、もうそんなの聞きたくない。振り回されたくない」




「ごめん。遠回しなことばかり言って。でもちゃんと言わなくちゃいけないと思った。好きだけど付き合えない理由。でも今はもうそんなことはいいんだ。

俺はお前のことが好きだから俺と付き合ってほしい」




「・・・付き合えないって言ったじゃん」