友達かあ。


あたし高瀬くんと友達になれたんだ。


辻宮にもう一回聞く?



そんなきついことできない。


ふと時計を見るともう5時。


さすがにそろそろ帰らないと心配されるな。


重い腰を上げてあたしはゆっくりと音楽室を後にした。