「未彩と仲良くなる前の話ね。颯太とあたしは入学してから委員が同じだったの。気づいたら好きになってた。颯太はモテてたけど1番仲良しなのはあたしだって、自惚れてたんだ」
「自惚れてた?」
「そのうち颯太に好きな子がいるって噂になった。あたしはいても立ってもいられなくて颯太が取られちゃうと思って彼を呼び出したんだ。もちろん告白するためにね。でも、出来なかった。そのあとすぐに颯太には彼女が出来たんだ」
俯いてそう話す風香の頬には涙が流れてた。
「自惚れてた?」
「そのうち颯太に好きな子がいるって噂になった。あたしはいても立ってもいられなくて颯太が取られちゃうと思って彼を呼び出したんだ。もちろん告白するためにね。でも、出来なかった。そのあとすぐに颯太には彼女が出来たんだ」
俯いてそう話す風香の頬には涙が流れてた。

