「つ、辻宮くん、今から行くお寺ってどこ?」 「あー梅福寺ってとこ」 やっぱり。これはもう逃げるしかない。 足が痛いとかなんとか言って逃げなきゃ。絶対に行くわけには行かない。 「つ、辻宮くん、あ、あたしやっぱり・・・」 「もう着いたぜ」 「・・・・」 あたしの前には梅福寺と書かれた木の看板が掲げられてる。 あーやばいよ。さっさと逃げなきゃ。