「未彩、おはよう」

学校まで送ってもらうと颯太と風香が下駄箱で待ってくれてた。


2人の顔を見たらなんか安心してきた。

よしっ央に呼び出されても絶対に無視する。

教室に入るとみんなが一斉にあたしを見た。

辻宮のこと話さなきゃ。あたしは息を大きく吸って口を開いた。

「あの、お騒がせしてすいません。辻宮・・・
くんはあたしのおじいちゃんの知り合いなので・・・こないだ言ったことは変な意味はありません」


みんなガヤガヤ言ってるけど「なーんだ」とか言ってる。


なんとかわかってもらえたみたい。良かった。

安心して自分の席に着いたらあたしのところに央がやってきた。

何を言われるんだろう。ぐっと身構える。でも何を言われてもあたしは央とは付き合わない。

あたしは辻宮が好きなんだから。