おじいが言ったことは絶対。 逆らえば恐ろしいことになる。 だから逆らえない。 こんなことならうちでお経の勉強しろなんて言うんじゃなかった。 もう諦めモードでカバンを持って二階に上がると依智の部屋の前で辻宮が腕組みして扉にもたれてる。 「騙したでしょ」 あたしは辻宮に近づいて苛立ちをぶつける。 それなのにこいつと来たら悪びれた素振り一切見せない。