藤田に屋上の鍵はどうしただのなんだの聞かれた後、俺のクラスである7組まで行くのに全クラスの前を通らなくてはいけなかった。

正直めんどくさくて嫌気がした。

でも俺以上にめんどくさがっているのは凌で、だんらだんら歩いていた。


1組の前を通った時、ふとある女達の会話が耳に入った。

「戀木さん帰ってこなかったね~。」

「ね~、サボったの初めてなんじゃん?」