キミノカケラ

「ふぅ…」

やっと、学校から出れた。
まだ、一日目なのに龍一には沢山の
知り合いができたみたい。
(…女子ばかりだけど(^^;)

それでも、隣に龍一が居てくれるだけでこんなにも嬉しくなるのは、やっぱり龍一の事を好きなのだからだろうな…

考え事すればいつの間にかついたみたいで龍一が私に声をかけた。

「曖留さーん。つきましたよー」
"さん"なんていつもつけないのに、バカみたい。
「ふふっ…」

つい笑ってしまう私に、少し拗ねて見せた龍一がこんなにも、愛しい…


好きだよ。龍一。

きっと、貴方がいなくなったら私はきっと凄い事になるよね…

だから、まだこのままでいたいんだ。
この関係が崩れてしまうのだけは、



嫌。





こんなの、我がままなのかな。