恋の始まり





すると…
いきなり止まった手。



「止めてあげて下さい。
この子、嫌がってますよ。」


20代くらいの男の子が、その手をつかんでそう言ってた。



何て、優しい人なんだろう…



その時胡桃ちゃんは気づいたみたいだった。


「瑠夏どうしたの!?
大丈夫だった?」


「怖かったよ〜」




「ありがとうございます。
瑠夏もお礼言いなさい!」


「あ…
あの、ありがとうございます。」


「いや、気にしないで。
困ってる人を助けるのは、当たり前じゃん!」


そう言って、爽やかスマイルを浮かべた男の子。



これが、恋の始まりとなるのだった。