―中谷泰彬side―
わっけわかんねぇ…
美人なクラスメイトに呼び出された…と思ってたら
退怨?能力者?俺が?
魔法使い?安城が?
わっけわかんねぇ~(二回目)!
そんな安城は今電話してるし…
てか、本性あれ?
怖くないか…?
いや、まずはこの状況どうにかしないと…
やべぇ、頭が混乱する。
―――ブチッ
電話を切った安城が長い黒髪をなびかせながらこちらへ振り向く。
ヤバい、見とれそう…
「ちょうどいいね、あんたが信じられないって言うなら見せてあげるよ。」
「それで少しでも自覚してもらえたら万々歳ってとこね。」
えっと、安城さん
俺まだ理解してないんですけど…
安城が歩み寄る
えっ?
ちょ、こんな状況で手握られても…っ
全然嬉し…いかも。
