"I love you" が聞きたくて...


帰宅...

なゆとの恋ばなが続く。


[やっぱ言いたい!どうしよ]

[もうちょっと待った方がいいんじゃない?]

[でも、言いたいんだもん。どうしよ]

[じゃあ言っちゃえ!]


どうしよ

なんて言っても
なゆは困るだろう。

しかも、

なゆの意見
聞く気もない。

これじゃあなゆも

"言っちゃえ"

って言うしかないよね。


でもわたしはただ

それを言ってほしかったんだ。


なゆに、


背中を押してもらいたかった。





[何回もゴメンなさいっ でもやっぱ 言っときたいことがあるの orどっちがいいか選んで!!!!!!!]



電話なんて。

もし電話ってきたら

電話できるのだろうか。



そんないらない心配をする。



でもその日、




携帯は鳴らなかった。