「アド聞いてもいいかなぁ?」

「え?たくちゃん、まじ!? まあいんじゃないの?」

「まじまじ♪ 仲良くなりたい!」

「そっかそっか!笑 ま、とりあえず聞けばー?」

「うん!そうする♪」



ごめんね。ときくん。


でも、そのときは
そんなこと思わなかった。


愛情表現が苦手なときくん。


だから、
あんまりドキドキがなくて。
特に最近は。

クラスさらに離れたし。

ときくんのクラスに
仲の良い子いないから。

会いに行く
口実もない。


そんなのいらないだろうけど、
当時のわたしには
やっぱり必要だった。


だから、
片思いしてるときみたいに、
また
ドキドキしたくなったんだ。




わたしは、
間宮くんにアドを聞きにいく。