なゆが戻ってくる。
「わ、渡せたー♪」
「よかったよかったあ///」
なゆ顔真っ赤。笑
コイツ、まぢ好きだよね。
タクチャンのこと。笑
そうしてあたしとなゆは
帰り道を歩き出す。
「ああ〜、ドキドキが止まらないよー!叫びたい!」
「どーぞどーぞー!叫んじゃってくださーい!」
"あ"あ"ぁ"あ"あ"ー
と
叫ぶなゆ。
「なゆちゃーん。近所迷惑」
「さ、叫んでいいって言ったのはたくちゃんじゃん!!」
「ははは、笑 そーだったそーだった!」
「次はたくちゃんの番だね♪」
「は!?うちは叫ばないし!」
「違うよ〜!チョコチョコ! ま。叫びたきゃ叫べば〜♪」
「ああね! 絶対叫ばないから」
「頑張ってね! 告白も...」
「うん...」
夕日で長く伸びる影。
影だと足が細く見える。
ガンバろ。
フラれたらフラれたで。
当たってくだけろだ!
