こんにちわ。こんばんわ。さようなら。

ー8ー

ぼんやりと見えてくる見覚えの無い天井。

まだ頭も上手く働かない俺に覗き込んできたのは春真だった。

「おはよう、覚えてる?」

麻酔が効きすぎて一日中、寝ていたと説明された。

だんだんと冴えてくる頭と共に事を思い出す。


刺されたっけ?

「伊織は?」

お前の第一声は、それなの?と飽きられつつ春真は

「朝倉さんと一緒にこっちに向かってる」

俺が起きるまで離れないと言って大変だったらしい。
朝倉さんの言葉に渋々納得して一旦、家に帰ったそうだ。